サービス業に勤めているため、日々様々な人と出会う。視力が衰えメガネ問題を抱えている人がいる。今日はこのAさんの話。
Aさんは最近メガネを壊してしまい新調しなければならなくなった。遠視、近視など色々問題があるためレンズ選びには時間がかかる。ぼくは視力に何ら問題がないため話半分でわからないなりに質問しながら話が進む。
話の流れが変わったのはブルーライトカットについて。
壊してしまったメガネのレンズにはブルーライトカットの機能が入っていると思い使用していたがそうではなかった。メガネ屋さんが検証するとほとんどカットされなかったらしい。Aさんは今までブルーライトカットされてると信じてきたものは何だったのかと怒っていた。
さらにAさんは続けた。「ブルーライトカットだから車で夜道を運転してもライトがもう眩しくないらしいよ。」と。
私の認識ではブルーライトカットは液晶画面から放たれているもので目にあまりよくないもの。つまりは車のライトは防げないのではという疑問が浮かび上がったが、その質問を言えないくらいの圧をAさんが放っていたため、うなずくしかできなかった。
さらにAさんは続けた。「もし車のライトが前と同じようにビカビカしてたら怒ってやる!」
すごい剣幕だったため、メガネ屋さんの無事を祈るしか出来なかった。
翌週。またAさんが来店した。あ、怒ってるかな…そう感じたぼくはメガネの話はしないでおこうと思ったが向こうから振ってきた。
「めちゃくちゃ調子が良くて車のライトもビカビカしなかった!」
いたくご機嫌だった。最近のブルーライトカットのメガネは車のライトも遮ってくれるらしい。
ここまで読んでいただきありがとうございました。メガネ屋さんが無事でホッとした。以上、仮面クライマーでした。