仕事をしていると、ふとしたタイミングでやる気が湧いてくる。
子供の相手をしたり、お客さんとの会話だったり、家族との会話だったり、ちょっとした事なのだ。
それで前向きに仕事を頑張れる。
よし、今日も頑張ろう。と。
日常的な業務にあたり、滞りなく進められれば問題にならないのがぼくの仕事。
何をしても給料は変わらない。
だから、色んな企画をして盛り上げても、講習会などを開いても、何も変わらない。
伸びた売上は王に献上されるだけだ。
適度に仕事して、適度に手を抜く。
そうすれば身も心も負担が少なく済む。
俗に言う世渡り上手ということかもしれない。
ただ、そういった状態だとお客さんは離れていくし、店が保たないかもしれない。
王からは、「もっと頑張れ」というふわっとした王命しか来ない。
なのでぼくや同僚たちはお客さんからのニーズを引き出し、考えまとめ、王へ送る。
王はそれを全て突っ撥ねてくるのだ。
しかも理由は全て目先の利益。
ぼくの提案は長期的な利益が多い。
一つ目の企画で周知を図る。その企画ではお客さんのお金は落ちないが、こちらの持ち出しもない。
一つ目の企画で次に利用しやすい状態をつくる。面白そうだと思ってもらえれば勝ち。
そうして二つ目の企画での来店を図る。順番にファン層を増やしていきたいというのがぼくのプラン。
そうした場合に王と意見が食い違う。
という事で却下。
王「じゃあ参加費をもらってくれ、出店料をもらってくれ、売上からこちらに取り分を。」
そうしてぼくのプランから離れていくものが出来上がる。
企画を終え、分析すると悪い数字が並んでいる。
王「なんでこんな数字なの?」
全てを忘れていく王は、自身がしたことも忘れていく。
ここまで読んでいただきありがとうございます。オラにやる気を分けてくれーー!!社会人なんてこんなもんですね。以上、仮面クライマーでした。
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