仮面クライマーのレスト日

クライマーが心を癒す趣味の記録。

蝕まれるな、創造力

0から1を生み出す時の労力は想像に難くない。自然と何かを模倣している部分もあるかもしれないが、具現化するのは難しいことである。

 

通常の生活では、現状維持が好まれ、変化が嫌われる傾向にある。だが私の仕事ではそれは通用しない。顧客は変化や新しいものに新鮮さを感じ、比較的好む傾向にある。現状維持は停滞になるため、新しいものはどんどん取り入れ開拓していく。

が、創造したものは早い段階でチェックされるべきではない。

 

先日、私がまた新たなものを創造していた。進捗は40%。まだ人に見せられる段階ではなく、考えが少し形を帯びてきた段階。チェックされるには時期尚早である。

特に期限が決められていないにも関わらず、その段階でチェックされ小言を言われた。「本当にそんなものつくるの?」そんなことをされれば意欲が奪われ思考が止まる。思考が止まれば手が止まる。刻一刻と時間は過ぎていく中で突如知らされる期限。迫る期限と進まない作業というのはかなりのストレス。

 

これから新しいものを創造する時は、人に見られても何を言われても動じてはいけない。「現段階で何がわかる。今に見ていろ。」という気概もまた必要なのかもしれない。言葉にしてしまうと角が立ち戦いに発展する可能性もあるため、内に秘めておこう。

「人のふり見て我がふり直せ」という言葉もあるように、同じことはしないと決めた。助長しない。見て欲しい段階で判断しよう。